ながい夜

すごくねむい中、ふらふらとした意識のまま福岡の先のほうでながい夜をすごす。

小さい頃彼女の家にいくと、毎回、春夏秋冬問わず、エロ犬が飛びかかる中ジャイアントコーンを「食べるね?」といいながら渡してくれた。
小さな私が彼女の送りのもと踏み切り先の電車に乗ろうとして長い線路内に勇んで走って立ち入ったとき、振り替えると彼女が手を一生懸命振ってたので、きっと早くいかんねと伝えていると思い電車にむかってホームまで駆け寄ったあと、駅員に呼びとめられ、保護されたあと、わたしにかわってまた一生懸命駅員にあやまる彼女から「何しよっとね、こっち戻れち呼びよったのに、ばかちん」と怒られた。
彼女のごめんねとありがとねが笑顔とともにながれる。
小さい頃彼女の好きな競輪に一緒に行って、彼女から百円おこづかいをもらってわたしの誕生日で賭けたら、万馬券がでて、お金返しなさい、といった。

ありがとう、おばちゃん。むこうでおじちゃんがつくった寿司食べとる?