rinkosan

ayacco2004-05-15

先日、川内倫子さんという写真家のトークセッションを見に行きました。
場所は渋谷の青山ブックセンター・コスモス青山のB1。並んでいると、あっさり倫子さんが横を通り過ぎ本屋さんへ。びっくり。

簡単に川内倫子さんの紹介。
1972年生まれ・滋賀県出身
19993年成安女子短期大学卒業・1997年よりフリーランスとして活動開始。
2001年11月写真集三部作『うたたね』『花火』『花子』を同時にリトル・モアから上梓。
2002年『うたたね』『花子』が第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。
ほかに『blue』『AILA』など。

トークセッションは倫子さんと岡本敏子さん(岡本太郎の奥さん)。18:30から。

話は敏子さんが「あなたの写真は不思議な感じがするのよ」からはじまる。(以下 略したり多少違ったりする会話内容)

倫子さんの写真集『AILA』トルコ語で”大家族”という意味。不思議なリズム感でページをめくっていくと、そこには異次元のように浮遊している世界とリアルなもの、命が出てくる瞬間が表れている、それは恐くもある・・・「命が出てくる瞬間、まるで宇宙に命が顔を出したような瞬間を撮っているのね、あなたは普段からいつもそんなふうにみているの?」そう語った敏子さん。倫子さんはその問いに軽くうなずきながら答えた。「いつもそういうふうに見ていると次第にしんどくなります、私はカメラを構えたときに、スイッチが入るように、集中しますね。それはセックスでもないし・・・、何かと一緒になった感じがあります。」
敏子さんもそれを優しくうなずきながら聞き、「そうね、あなたの写真集は”寄せては引く波”みたいに見ることができるの、ほんとに不思議なリズム感で見ることができるのよ」と。